井口美賀
お母さんのなほみさんから、乃彩さんの20年間を聞かせてもらい、私の長男とのことを思い出しました。
地域の友だちと一緒に過ごせるならと、浦佐小学校に母子通学させてもらいました。私もとにかくその時に一番良いと思える選択を重ねながら、過ごしていたと思います。
それにしてもなほみさんの決断、ご家族の協力、そのどれをとっても、並大抵のご苦労ではなかったと想像しました。
光を感じることはまだできないということで、医学の進歩を願うばかりですが、乃彩さんにとっては、音楽がかけがえのない光なのだと思いました。
言葉と像を結びつけることは、乃彩さんにとって難しい事なのだろうなと思いますが、曲が表現力豊かに演奏されていて、深い森や一輪の花を心に思い描きました。赤い花でした。
演奏曲目のうち、タイトルがついていない曲は味わうのが難しいかもと思いましたが、そんな事はなく、ピアノの音色はさまざまな色彩を届けてくれました。
心が遠く広がるような、心地よい午後を過ごしました。
乃彩さん、なほみさん、ありがとうございました。



